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銀木犀

 先週、ようやく金木犀が咲き、風にその香りが流れていると思ったら、いつのまにかそれも止んでいました。そして、家の近所では小学校の銀木犀が咲き、とてもいい香りを放っています。

 金木犀は柑橘系の香り、そして銀木犀は乳清の香りとでもいいましょうか。色と関係あるのかなあ、などとつれあひと話しながら朝の散歩をしました。


金木犀
 

銀木犀


銀木犀の俳句を詠もうと思って、歳時記をめくっていたら、こんな句がありました。

木犀の風が好きです扁桃腺   (服部修一)





私には分からないのですね、この類の句が。「木犀の風が好きです」は分かりますよ。でも、それと扁桃腺はどういう関係があるのですかね。
木犀の香りが扁桃腺炎に効いたとか、扁桃腺炎を患っているときに木犀の香りが流れてきたとか、言うのでしょうか。

 変です。うまい俳句なのでしょうが、「木犀の風が好きですリンパ腺」とどこが違うのか、悩みます。

 還らざる子の匂ひして金木犀    (三枝青雲)

 これなら分かります。うまい!

 木犀の匂ひ変はれば墓参り   (歩々)

 三回忌が過ぎて、墓参りも何となく2週間に1度で大丈夫になってきました(それまでは毎週行かないといけませんでした)。
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タグ : 金木犀 銀木犀 三枝青雲 服部修一 



【読書メモ】うとうやすかた

 「陸奥の外の浜なる呼子鳥鳴くなる声はうとうやすかた(伝藤原定家作)」と詠われた「善知鳥(うとう)」。伝説の鳥といわれていたが、現実にもいる。ただ、親鳥が「うとう」というと子鳥が「やすかた」と言うことはないらしい。
 この伝説から謡曲「善知鳥(うとう)」が作られた。
鹿を逐ふ漁師は、山を見ずといふ事あり。 身の苦しさも悲しさも、忘れ草の追鳥、高縄をさし引く汐の、末の松山風荒れて、袖に波超す沖の石、または干潟とて、海越しなりし里までも、千賀の塩竈身を焦がす、報ひをも忘れける、事業をなしし悔しさよ。そもそもうとう、やすかたのとりどりに、品変りたる殺生のなかに無慚やなこの鳥の、おろかなるかな筑波嶺の、木々の梢にも羽を敷き、 浪の浮巣をも掛けよかし、平沙に子を生みて落雁の、はかなや親は隠すと、すれどうとうと呼ばれて、子はやすかたと答へけり、 さてぞ取られやすかた。
 うとう。
 親は空にて、血の涙を、親は空にて血の涙を、降らせば濡れじと、菅蓑や、笠をかたぶけ、ここかしこの、便りを求めて、隠れ笠、隠れ蓑にも、あらざれば、なほ降りかかる、血の涙に、目も紅に、染めわたるは、紅葉の橋の、鵲か。娑婆にては、うとうやすかたと見えしも、うとうやすかたと見えしも、冥途にしては化鳥となり、罪人を追つ立て鉄の、嘴を鳴らし羽をたたき、銅の爪を磨ぎ立てては、眼を掴んで肉を、叫ばんとすれども猛火のけぶりに、むせんで声を上げ得ぬは、鴛鴦を殺しし科やらん。逃げんとすれど立ち得ぬは、羽抜け鳥の報ひか。うとうはかへつて鷹となり、われは雉とぞなりたりける、遁れ交野の狩場の吹雪に、空も恐ろしい地を走る、犬鷹に責められて、あら心うとうやすかた、安き隙なき身の苦しみを、助けて賜べや御僧、助けて賜べや御僧と、言ふかと思へば失せにけり。(地唄)

 (解説)能の「善知鳥」から取ったもので、陸奥外の浜への途次、立山に立ち寄った僧が、地獄そのままのような恐ろしい光景を見て下山すると、一人の老人が現れ外の浜で亡くなった猟師の遺族を訪ねて、自分を供養するよう伝言して欲しいと言い、これを証拠にと着衣の片袖を引きちぎって渡し姿を消す。僧は外の浜でその妻子を訪ねる。残されていた衣に袖はぴたりと合った。弔いを受けて猟師の亡霊は姿をあらわす。子の鳥を殺した報いで、我が子の髪をなでようとしてもはたせない。親が「うとう」と呼べば子は「やすかた」と答える。子の鳥の習性を利用して猟をしていたこの者は、生前の所業を再現して見せた後、地獄の責め苦として、雉になった自分が鷹になった善知鳥に追われ逃げ惑う姿を見せて、僧に助けを乞う。

 子鳥を奸計によって、捕らえられ殺された親鳥が化鳥となって、漁師を罪びととして責めたてる。津軽での話。
血の雨に濡れじと笠や蓑を傾けしも間にあわずここあちらと逃げ惑えども血の雨は降り止まず。
くろがねの口ばしを鳴らし、羽を叩き、あかがねの爪を研ぎたてて、眼を掴まれ肉を裂かれ、叫ぶとすれど猛火の煙、逃げんとすれど立つこともならず、空に鷹、地に犬の狩場の生命さながら。
」という凄まじさだ。

 気持ち、分かるよ、善知鳥(うとう)くん。善知鳥とは善きことを知らせる鳥という意味のようで、元々は気立てのよい親子の絆のとても強い鳥だということだ。

(室町時代の津軽海峡冬景色だ)
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今日の一枚:秋桜と褄黒豹紋蝶


 最近、散歩するときはかならずカメラを持って行きます。主に季節の花を撮りますが、大体がシャッターチャンスを逃します。要はまだ下手なのですが、以前に比べるとカメラがいいせいか、撮したいものをフォーカスして撮れるようになってきました。

 今日もわんこの散歩に行きましたが、いつもと違うコースを行ったところ、珍しい秋の花々をたくさん見つけました。そしてそこには秋の虫も集まっていました。
 そしてふと満開の秋桜をみると今の時期とても美しい秋蝶「ツマグロヒョウモン」がうす紅色の秋桜にとまるところでした。

 つれあひにももちゃんのリードを渡し、早速、カシャ!3枚ほど綺麗に撮れました。秋蝶も清々しいのか、あまり動きませんでした。

 この写真は今までで一番いいチャンスを逃さなかった証拠です。このようなチャンスをいつも逃がさないようにできるといいなと思っています。 そして、こうした納得できる写真を撮って、それに一句をつけていきたいのですが、俳句の方は、唸るばかりでなかなか出てきません泣き顔

 できたらNHKのフォト575や写真俳句に出してみたいと思っています。

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   コスモスや すがしく揺れる 蝶の闇   (歩々)
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犬の学校

 今日は秋彼岸のお参りをしてから、ももちゃんを「犬の学校」に一日入学させました。
 満一歳になってからももちゃんの無駄吠えが増えました。社会化ができていないせいとは分かっていますが、ちょっと訓練が必要なほどです。

 午後に学校に連れて行ったら、すぐに壁の花になり、一歩も壁際から動きません。震えています。家にいるときのように、ぽぽちゃんを追いかけ回して、ぺしぺし叩いている弁慶さんはどこにいったのでしょうか。

 インストラクターのお姉さんやお兄さんが指導してくれて、アイコンタクトの方法や「待て!」の訓練などを1時間ほどやりました。私も慣れないので、上手くできず、疲れましたが、ももちゃんも周りのわんこにかこまれ、人にかこまれ、神経がぐったりの様子でした。



 おかげで少し聞き分けがよくなったように思います。いつもなら、今頃ワンワン吠えているのですが、もうすっかり白河夜船のようです。

 この犬の学校で教えてもらったことを明日もやってみたいと思っています。 「まだ、一切ですから大丈夫」というインストラクターの言葉を信じて。
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